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2011年12月のFMICS



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入学前学習課題としてのセンター試験<中編>

 2009年度から実施した、AO入試合格者への入学前学習課題としての大学入試センター試験の受験。7月に発行するAO入試の募集要項にその旨を明記し、一般選抜受験者と同じ教科科目かそれ以上の受験を課しました。

 まずは、AO入試合格者がセンター試験でどのような成績をとるのか気になるところですが、このような選抜に用いないセンター試験の受験については、残念ながら大学として直接的にその結果を入手することはできません。そこで初年度は、センター試験出願の際に「成績通知を希望」と申し込んだ者に対して4月半ばに届く通知書(のコピー)を、入学後に提出させる事にしました。

 しかし、この方法にはいくつか問題があることがわかりました。まず、センター試験出願の際に間違って「成績通知の希望しない」と申し込んでしまった者(手続き上、後から希望するに変更出来ない)が何人か出てしまいました。また、センター試験の成績通知書が本人に届くのが4月の半ばと遅く、すでに大学生活がスタートしてしまう中で、結果の集約にも課題がありました。

 そこで2年目からは発想を変え、受験に対する意識づけと結果の振り返りをさせる事も意図して、1月のセンター試験受験の直後に、自己採点の結果と受験に関するアンケート(センター受験に関する取り組み方や意識・感想などで記述回答も含む)を提出させる事にしました。

 その成績結果を見てみると、一般選抜でも楽々合格出来そうなレベルから、確実に不合格というレベルまでかなりバラツキがあるものの、全体としては一般選抜合格者の平均レベル(3教科平均で得点率80〜70%くらい)にくらべると、20ポイントほど低いといういう感じです。ただし英語については健闘しており、それは本学のAO入試が出願要件として一定レベルの英語資格の提出を求めているためと思われます。

 なお自己採点による報告ですので、採点の間違があったり、場合によっては虚偽の内容を書くことも可能ではありますが、自由記述欄を含むアンケートの回答を見てみると、“英語で満点が取れて嬉しい”というものから、“自分の実力が思うように出せなかった”“あまりにも出来なくてショックを受けた”とか、“一般選抜入学者に負けないよう気を引き締めて頑張りたい”等々、自分自身の結果に対する偽りのない感想が、数多く記されています。

 このように成績結果はともかくとして、入試合格後の緊張感の維持や学習への意欲の維持という点において、手間のかからない方法でそれなりの効果があると思います。

 しかし一方で、すでに大学への入学が確定した者がセンター試験を受験するということに関して、検討すべき課題がありました。

(出光 直樹)



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小さい者には小さい者の…

 先月の週刊東洋経済に「本当に強い大学 ニッポンの大学トップ100」が載っていました。タイトルのあとには「大学による教育改革は模索が続き、財務環境もきびしさを増す。新卒者の就職戦線は雪解けも見えず。本当に強い大学をどう選べばいいのか。」という大学関係者に頭の痛くなる言葉が続いていました。文中に「大学が配布する学校案内のページをめくると、“充実した就職サポート体制”“自ら考え行動する力が身につく”“グローバル時代に必要な人材を育てる”どこも同じような言葉が踊る。」と書かれていました。大学進学率が54.5%に上る今、学生やその親が大学に求めているのは「社会に出て生きていける力」を身につけられること。多くの大学はそれを認識し、数年来の教育改革に励んでいるという。今回の特集では、社会で生きていける力を身につけられる大学を「教育力」「就職力」の面から厳選し、紹介すると書かれていました。全国の大学数は780校(短期大学を除く)あり、その中から100校が選ばれていました。

 まあ、自大学が載っていた方々はホッとするのかもしれませんが、それ以外の680校と短大の教職員の想いはどうなるだろう。まして定員割れしている大学の心境はいかに、と余計なことが頭に浮びました。いつも私の頭の中には、強い大学はいい、そうじゃない大学はどうなるのかという心配があります。

 最近は広告屋さんと話しているときにも、この話題になります。営業に来る方々の多くは、うちのような小さな短大に来て、「女子大企画いかがですか」なんて平気な顔してるから、そんなときはコツンとつぶやきます。あなたたちの提案してくる企画は、強い大学のイメージで話をしている。短大に来てその理論は通用しない、もっと「へたった大学」のことを考えた企画にしなけりゃ面白くもなんともないと。(文字にすると「へたった大学」は言葉が悪いですから「ちいさな大学」とします)

 これからは「強い大学」ではなく、「ちいさな大学」の企画を考えることが重要なことだと思う。日本にある大学の大半は「ちいさな大学」です。うちの場合は、ランチェスターの「弱者の戦略」を採用しています。まずエリアを狭めて、対象高校の偏差値を決めて募集に挑む。うちのエリアは半径約20キロ、偏差値は53以下の学校の生徒・保護者と先生に何を伝えられるかが勝負。来年も新たな企画を考えています。とにかくこれからは「ちいさな大学」の企画を考えた業者さんが勝ち組になれる。「ちいさな大学」こそ、それぞれの事情にあった戦略が求められ、またその効果が目に見えて現れるからです。今、より高度な戦略を必要としているのは「ちいさな大学」です。

 これから「ちいさな大学」の広報マンは今以上に勉強しなければ、広告屋さんの食い物にされるのが落ちです。私も他人事ではないので勉強します。

(秋草 誠)



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FMICS 12月例会
(第616回例会)

■FMICS 12月は合宿例会です。昨年までは1月に企画していました合宿 FMICS を、今年は12月といたします。FMICS 30年間で初めてのカタチです。皆さまには、お仲間をお誘いの上ご参加ください。

■つま先だった大学の個性化に大学の明日はあるのでしょうか。いよいよ時代は、ミッション・パッション・アクションのあんこの部分の「パッション」を意識し始めています。大学の生き残り競争は、限られた局地戦から、規模、地域に関わることなく、学生教職員を束ねた全面的総力戦勝負になります。この戦いに勝つためのキーワードは「パッション」です。大学の主役で資産である学生さんを元気元気元気にするためにも、これまで職員に求められてきた「教育支援力」は、パッションに裏付けされたものとして質量ともにパワーアップしなければなりません。

■横浜市立大学金沢八景キャンパスでのオリエンテーションでは、横浜市立大学の菊池芳明さんに「公立大学/ハザマにある大学の明日」をテーマに、公立大学のきのうきょうあしたを語って頂きます。
【報告内容の予告】YCU Staff Union

●葉山では参加者全員に、2011年度を総括して、「私の2012アクションプラン」を発表していただきます。今年3月14日に30周年を迎えた高等教育問題研究会 FMICS のミッション・パッション・アクションを束ねる「新100人BOOK」の発刊のタイムスケジュールを確認します。

●恒例の打ち上げ&反省会は、海辺の素敵な喫茶店の美味しいコーヒーとケーキを頂きながら行います。

●FMICS の FMICS らしさを十二分に体感できる合宿例会は、通称「こたつ合宿例会」とも言われています。お仲間をお誘いの上ご参加下さい。昼夜の部分参加も大歓迎いたします

【日時】 2011年12月3日(土)〜4日(日)

<昼の部>オリエンテーション 午後3時〜5時

<夜の部>合宿 FMICS  午後6時〜翌午前10時

【会場】 <昼の部> 横浜市立大学 金沢八景キャンパス
(京浜急行線 金沢八景駅から徒歩5分)

<夜の部> 中央大学葉山寮 神奈川県三浦郡葉山町堀内86
JR・逗子駅京急・新逗子駅 → [逗12]海岸回り葉山行バス約12分 → 鐙摺(あぶずり)停留所 → 徒歩3分)

【テーマ】 元気元気元気な私の2011年/2012年
私たちは学生さんを元気元気元気にします
【プログラム】

12月3日(土)

15:00 昼の部:問題提起

  公立大学/ハザマにある大学の明日
    菊池 芳明 (横浜市立大学 学務准教授)

  司会 高橋 真義 (桜美林大学 大学アドミストレーション研究科教授)

17:00 合宿 FMICS 葉山会場へ移動

18:00 夕食&懇親会

21:00 点検 FMICS 2012 アクションプラン

22:00 全員参加で「学生さんを元気元気元気にするためのアクションプラン」を考えます

12月4日(日)
2:00 朝までフリートーク

8:00 朝食

9:00 総括

10:00 モーニングティータイム パティスリー ラ・マーレ・ド・チャヤ 葉山本店

【参加費】 昼の部: 会員1,000円 / 学生(会員・非会員問わず)500円 / 非会員1,500円
 <横浜市立大学関係者 500円>

懇親会&宿泊: 12,000円 / 懇親会のみ日帰り6,000円

【参加条件】
(可能な限り)
フルタイムの合宿 FMICS 参加者には、@大学を元気元気元気にするためのアクションプランをA4版一枚程度にまとめて、15部ご持参ください。A自己申告時間10分間以内でアッピールしていただきますので用意をしておいて下さい。B800字程度で「MY FMICS」(会報1月号に掲載する感想文)を書いて頂きます。C点検「FMICS 2012 アクションプラン」では、今年一年間の活動企画・ワクワクドキドキプログラムを考えてください。
【申込先】 坂田 範夫 (中央大学) kintoki(アットマーク)tamajs.chuo-u.ac.jp
※お願い:合宿参加希望者は申込をお急ぎ下さい。

★昼の部については、当日の飛び入り参加も歓迎です。
出光 直樹 (横浜市立大学) naoki(アットマーク)idemitsu.info



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FMICS Staff Development 242

■激動の時代を教育業界の枠にとらわれることなく、多面的・大局的視座からじっくりと展望し、あなたのアンテナが何かを感じた新聞・雑誌等の教育&経済トピックスを持ちよりディスカッションします。トピックスは厳選して1件、A4縦判にコピー(10枚程度)して、氏名と簡単なメモを付記してご持参ください。各自5分間程度のコメントをしていただきます。

【日時】 2011年12月16日(火) 午後6時30分〜7時30分 + 懇親会
【会場】 桜美林大学 四ツ谷キャンパス 3階 301教室
(JR・東京メトロ 四ツ谷駅 徒歩3分)
【参加費】 会員500円  非会員1000円  学生(会員・非会員問わず)300円
【申込先】 米田 敬子 yoneda(アットマーク)fmics.org
*お名前、ご所属等をお知らせ下さい。参加費は当日会場でお支払い下さい。
*当日の飛び入りも歓迎ですが、なるべく事前の連絡をお願いします。


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FMICS 秋葉原 SD 32

●ゼミナール型勉強会「SD」の首都圏西部地域(普段は“あざみ野”で開催)での集いです。

●前回11月11日(金)の参加者数は6名。入職6年目の悩み、地方国立大学の入試戦略と専門スタッフの役割、学生対応の原理原則、修士論文に代わる「博士論文基礎能力審査」、授業時間数の実質化、といったトピックスがよせられました。

●この勉強会の原理は極めてシンプルです。参加者がそれぞれにネタ(話題)を持ち寄り、みんなでワイワイ議論します。

●ネタは、気になった新聞・雑誌記事、業務関連の資料、進めている仕事のアイデア、就活エントリーシートの原稿などなど、何でも構いません。ちょっとした事でも、他人の目に触れることにより思いがけない発見があるものです。初めて参加される方は、単に自己紹介だけでもOKです。

●資料(コピー)は10部程度お持ちください。

★今月の会場は、普段の“あざみ野”ではなく“秋葉原”となりますので、ご注意ください。

【日時】 2011年12月9日(金) 午後7時30分〜9時30分+懇親会
【会場】 首都大学東京・秋葉原サテライトキャンパス 会議室B
(JR・秋葉原駅 徒歩1分 秋葉原ダイビル12階)
【参加費】 100円(会員・非会員問わず)+懇親会3500円程度(収入による増減あり)
【申込先】 出光 直樹 (横浜市立大学) naoki(アットマーク)idemitsu.info
http://n-idemitsu.269g.net/
*お名前、ご所属、懇親会への参加の有無をお知らせ下さい。参加費は当日会場でお支払い下さい。
*当日の飛び入りも歓迎ですが、なるべく事前の連絡をお願いします。


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会報 『BIG EGG』 新年1月号 発送作業

●FMICSの運営は、会員のボランティア作業によって支えられています。毎月の会報の発送作業も、その大切な活動の1つです。早い人はお昼過ぎから作業を開始し、夕方になると職場から一人また一人とメンバーが駆けつけます。

●ワイワイガヤガヤと近況報告を兼ねての楽しい時間は、美味しい中華料理屋での食事会へと引きつがれ、例会などのアイデアの多くが、この瞬間に生まれます。例会とは一味違ったFMICSの活動に、皆さまのご参加をお待ちしております。

【日時】 2011年12月28日(水) 午後6時〜9時+食事会
【会場】 日能研 恵比寿ビル

●初めて参加される方は、 mail2011(アットマーク)fmics.org (高橋真義)までご一報ください。当日の連絡先等詳細をお知らせいたします。



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速報 新年1月の FMICS

■FMICS1月例会は、芝浦工業大学名誉理事長の石川洋美先生に、新しい時代を活きる大学人に求められるミッション・パッション・アクションについて語っていただきます。ご参加の皆さまには、2012年をいかに頑張るかについて、全員、3分間の決意表明(800〜900字程度)をしていただきます。ワイワイガヤガヤと大いに語り合った後は、新年懇親会を楽しみます。
 お仲間をお誘いの上ご参加ください。

【日時】 2012年1月21日(土)
  ディスカッション 午後4時30分〜7時
  懇親会 午後7持〜9時
【会場】 桜美林大学 四ツ谷キャンパス
【テーマ】 明日を活きる大学人は、何をしなければならないか
【問題提起】 石川 洋美 (芝浦工業大学 名誉理事長)