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2009年5月のFMICS



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平成20年度財務情報等の公開状況について

 3月末に文部科学省から、昨年秋に行われた標記の調査結果が公表された。

 この調査は、昭和50年代から行われており、大学、短期大学、高等専門学校を設置している学校法人が調査対象である。

 調査目的は、平成19年度の財務情報等(計算書類、事業報告書)の公開状況を把握する。

 したがって、平成20年度開設の大学等を設置して新たに文部科学大臣所轄となった法人、学校設置会社は対象となっていない。

 一般公開の状況・方法については、学校のHPに掲載が490法人(73.7%)、広報誌等の刊行物に掲載が375法人(56.4%)、学内掲示板等に掲示が108法人(16.2%)となっている。

 平成16年度の調査結果と比べると、HPに掲載が48.9ポイント増、刊行物に掲載が13ポイント減、掲示板に掲示が5.3ポイント減となっている。情報化社会の進展でHPに掲載が4年間で約3倍に増えている事が分かる。

 また、平成16年の文部科学省高等教育局私学部長通知により、情報公開時の様式が参考例として添付され、さらには、昨年度の日本私立学校振興・共済事業団が交付する私立大学等経常費補助金においても、補助対象となる情報公開時の手段と様式が定められている。

 だが、学校設置会社は対象となっていない事に違和感を感じている。幾つかの学校設置会社のHPを見たが財務情報は見つけられなかった。株式会社である以上株主や取引先に対して財務情報を公開していない事は問題とならないのであろうか。

 ところで、今回の調査結果通知には、財務情報等の一般公開を行っている法人数とその学校法人一覧の資料もあった。その資料から大学法人は37法人、短大法人等は32法人は、財務情報等の一般公開が行われていない事を示している。必要な情報を出し惜しむようでは、消費者からは背を向けられるだけであろう。

 さて、大学法人について、どの法人が該当しているのか調べたところ、驚くべき事が分かった。

 某認証評価機関から認証を受けている大学が含まれているのである。その評価機関が公表している資料(当該大学の認証評価結果)を丁寧に見ていったところ、
「財務情報の公開については、現在財務諸表の公開は行われているが、今後は早い時期に学生一人当たりの授業料の支出明細やホームページでの開示を予定するなど、より一層理解しやすい情報公開についての積極的な姿勢が看取できる。」
「財務情報の公開については、教職員や在学生、保護者などの利害関係者に対しては、すべてのキャンパスで閲覧できるよう、財産目録、貸借対照表、収支計算書、事業報告書、監事の監査報告書を常備し、開示請求があれば閲覧できるようにしている。今後、ホームページ上での財務情報の公開を検討しており、早急にその実現が望まれる。」となっていた。

 これは、どう理解したらよいのだろうか。その書類作成時期が違うので、齟齬が出たためであろうか、それとも単純な記載間違いなのか。

(鳥居 聖)



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サバイバー

 大きな木を植え替えるとき、根を切って2〜3時間経つとその木は葉っぱをポロポロ落とすそうです。これは水分の関係だと植木屋さんから教えていただきました。その木を新たな場所に植え替えたときに、根から吸い上げられる水分の量で生きられる葉を残すそうです。まれに、植え替えても葉を落とさない木があって、それが枯れる木だといっていました。新たな環境に変化する木の話を聞き、脳裏に浮かんだのはダーウィンの進化論でした。「この世に生き残る生き物は、最も力の強いものか。そうではない。最も頭のいいものか。そうでもない。それは、変化に対応できる生き物だ」という話です。

 植木屋さんからこんな話を聞いた後、4月例会で山内さんから「若者達は環境に変化している。年寄りは世の中の変化についていけない」という話がありました。

 この話を考えると、今まで子どもたちから「なぜ、勉強しなければいけないのか」という問いに、一般的には難関大学に入学し一流企業に就職するという理想の最高到達点に向かうべきという建前の説明で理解を求めてきたと感じています。そのために「勉強しなければいけない」という大人にしか理解できないようなわかりづらい話で子ども達は納得してくれるだろうと信じていたフシがあります。実際には狭き門へ向かって勉強させるということでしか、勉強する意味を伝えられなかった大人の勝手な理屈でした。

 しかし、最近は100年に一度の不況といわれ、最終目標であるはずの一流企業と呼ばれていた企業が少なくなってきていることや東大生さえ就職できないという環境が変化したことに学生は違和感を抱いているはずです。多くの企業は変化に対応しなければならない危機を迎え、学生のことまで考えていられないのが現状です。なんといっても、なりふり構わず我が社のために内定取消を出すくらいです。

 そんな現状の変化に気づいた学生達は、就職だけではなく様々な社会の変化に適応しなければならなくなっていることを肌でヒシヒシと感じていると思います。最近よく言われますが就職試験がこんなにも難しくなっていることを、多くの方は知りません。内情を知っている方からは、現在行われている企業の就職試験では「自分は内定を得られなかったはず」だったという話を聞くこともあります。

 このような状況の変化に、対応するために一所懸命に努力する学生も、他の方法を探し出す学生も環境の変化に気づき適応しようと努力しているのだと思います。明らかに感じるのは、大人の理屈で創られた新たな環境に若者達は、自分達の可能性を信じて対応しようとしているということになり、まさに山内氏のいうとおりなのだと感じました。

 植木屋さんの話の、「植え替えても葉を落とさない木」とは大人たちの感性なのではないかと妙に納得してしまいました。

(秋草 誠)



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FMICS5月例会  (第580回例会)

●我が国にとって、経済危機以上に「人口問題」、高齢化と少子化は大きな足かせになってきます。戦争がないのに人口が減る成熟国家の滅亡を歴史は見てきています。2008年から2009年にかけて、社会構造が激変する時代にあって、大学の資産である学生さんから見放された大学は、確実に倒産という名前のゾンビに取り付かれます。
●今こそ、近視眼的処方箋ではなく、地球的視座から、大学は活き残るためには何をすべきか、その処方箋について、人口問題の専門家にじっくりと語って頂きます。報告の後は、皆さまとワイワイガヤガヤ、侃々諤々とディスカッションをいたします。
●大学関係者の皆さまには、お仲間・学生さんにお声をお掛けください。学生さんには「河合流就活の極意」のご披露もありますので、お仲間をお誘いの上ご参加ください。懇親会では学生さん割引もあります。場数を踏むこと、オーラのある人財と出合うことをこの時期にたくさん積んでおかれることの効果は大きいものになります。

●スピーカーの河合さんからのメッセージです。

【日時】 2009年5月30日(土) 午後4時30分〜7時
【会場】 東京文化短期大学 本部校舎
(東京メトロ丸ノ内線 東高円寺駅 徒歩6分)
【テーマ】 地方の再生・再発見こそが日本を救う
高齢化・少子化時代 大学活き残りのための処方箋
【発表者】 産経新聞社 論説委員 河合 雅司
【司会】 桜美林大学 大学アドミニストレーション研究科教授 高橋 真義
【参加費】 会員1000円  非会員1500円  学生(会員・非会員問わず)500円
【申込先】 高橋 真義 (桜美林大学) mail2009(アットマーク)fmics.org
*お名前、ご所属等をお知らせ下さい。参加費は当日会場でお支払い下さい。
*当日の飛び入りも歓迎ですが、参加者数を把握するため、なるべく事前の連絡をお願いします。


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FMICS Staff Development 211

■FMICS Staff Development 略して 「SD」は、月例会とは別に、平日の夜に開催されているゼミナール型の勉強会です。■あなたのアンテナが何かを感じた新聞・雑誌等の教育&経済トピックスを、切り抜いて持ちよりディスカッションします。トピックスは厳選して1件、A4縦判にコピー(10枚程度)して、氏名と簡単なMEMOを付してご持参ください。各自5分間程度のコメントをしていただきます。■4月から、第二部として高等教育問題研究会FMICS30周年に向けてFMICS人にFMICSの「温故知新」を20分間程度で語って頂いてます。お話の続きは、懇親会でということに致します。

*会場は工学院大学から変更となっています。

【日時】 2009年5月29日(金) 午後6時30分〜8時30分
【会場】 ナジックプラザ東京 (東京メトロ「表参道駅」徒歩5分 青山オーバルビル15F)
【参加費】 会員500円  非会員1000円  学生(会員・非会員問わず)300円
【申込先】 米田 敬子 (桜美林大学) mail2009(アットマーク)fmics.org
*お名前、ご所属等をお知らせ下さい。参加費は当日会場でお支払い下さい。
*当日の飛び入りも歓迎ですが、参加者数を把握するため、なるべく事前の連絡をお願いします。


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FMICS あざみ野 SD 2

●ゼミナール型勉強会「SD」の首都圏西部地域での集いです。●復活第1回目の前回は、懇親会から参加された方も含めて13名もの方々にご参加を頂きました。●この勉強会の原理は極めてシンプルです。参加者が何か1品、ネタを持ち寄り、みんなで議論します。●ネタは、気になった新聞・雑誌記事、業務関連の資料、進めている仕事のアイデア、就活エントリーシートの原稿などなど、何でも構いません。ちょっとした事でも、他人の目に触れることにより思いがけない発見があるものです。初めて参加される方は、単に自己紹介だけでもOKです。●資料(コピー)は12部お持ちください。

【日時】 2009年5月29日(金) 午後7時〜8時50分+懇親会
*次回は6月13日(土)の予定です。
【会場】 横浜市山内地区センター 1階 会議室1
(東急田園都市線・横浜市営地下鉄 あざみ野駅 徒歩3分)
【参加費】 100円(会員・非会員問わず)
【申込先】 出光 直樹 (横浜市立大学) naoki(アットマーク)idemitsu.info
*お名前、ご所属等をお知らせ下さい。参加費は当日会場でお支払い下さい。
*当日の飛び入りも歓迎ですが、参加者数を把握するため、なるべく事前の連絡をお願いします。


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会報 『BIG EGG』 6月号 発送作業

●FMICSの運営は、会員のボランティア作業によって支えられています。毎月の会報の発送作業も、その大切な活動の1つです。早い人はお昼過ぎから作業を開始し、夕方になると職場から一人また一人とメンバーが駆けつけます。

●ワイワイガヤガヤと近況報告を兼ねての楽しい時間は、美味しい中華料理屋での食事会へと引きつがれ、例会などのアイデアの多くが、この瞬間に生まれます。例会とは一味違ったFMICSの活動に、皆さまのご参加をお待ちしております。

【日時】 2009年6月3日(水) 午後6時〜9時+食事会
【会場】 日能研 恵比寿ビル

●初めて参加される方は、 mail2009(アットマーク)fmics.org (高橋真義)までご一報ください。当日の連絡先等詳細をお知らせいたします。